モールテックス(MORTEX)風テーブルをコンクリートエフェクトペイントで作成 ~実践編~

モールテックス(MORTEX)風テーブルをコンクリートエフェクトペイントで作成 ~実践編~

スタッフの日常, その他のリフォーム

鮎川です。

前回の続きです。

作業当日、十分な作業スペースがあった方が良いと判断して、依頼者の家ではなく僕の家に集合し、エコフルを敷いて作業台をセット。
まずは#240の紙やすりで面取りをし、木口と表面を削り、木くずをキレイに取り除きます。
(僕はドライヤーで飛ばしました)

とりあえず部屋が汚いのは放っておいてください。

そして表面にシーラーを塗って乾くまで放置。

1~2時間ほど経ったら表面が乾いて少し毛羽立ってくるので#400の紙やすりをかけ、表面の木くずを払ってからコンクリートエフェクトペイントのgrayを塗ります。

写真をよく見るとわかりますが、キレイに養生していなかったため、床にペイントがついてます。
これは木口を塗ったときにペンキが垂れて、エコフルの上に落ち、それをスリッパで踏んでしまい、床に広がってしまった結果です。
エコフルを敷くだけより、養生用ビニールで広範囲に養生をすればこんなことにはならないため、皆さんは面倒くさがらずきちんと養生しましょう。

それからまた1~2時間放置し、表面が乾いたら#1000の紙やすりでやすりがけ。
もう一度grayを塗り(上塗り)表面が乾くまで放置し、再度#1000の紙やすりでやすりがけをします。

通常の塗装であればこのあと裏面を一度塗りすれば塗装の工程は終了なのですが、今回はここからが大変でした。

まずdark grayの塗料を器に用意し、くしゃくしゃに丸めたビニール袋を塗料に浸し、天板にポンポンと叩きつけます。
これが塗りというより抽象的な絵画を描いてるような感覚で、どのくらい塗ればいいのかまったくわからない。

その後dark grayが乾いたら、sand→grayと同じ工程を繰り返すのですが、もう時間も時間で乾くのが待ってられなかったので、塗ったそばからドライヤーを当てていきます。
(そのせいでこの工程の写真がありません)

sandを塗った時点で、これは……ほんとに大丈夫か……? という雰囲気だったのですが、最後にgrayで同じ工程を行うと一気に一体感が出て一安心。

この時点でやっとdark grayで大きく塗って、sandでアクセント、grayで全体を馴染ませるという感じが理解できました。

そして依頼者がもう少しdark grayを強めにしたいと言い出したので、もう一度同じ工程を繰り返すことに……。
ここからは塗りの順番関係なく依頼者が自由気ままに塗っていくのに合わせてひたすらドライヤーで乾かし続ける助手と化しました。
塗りが終わったあとに#1000の紙やすりでやすりがけを行います。

そして最後に反り対策として裏面をgrayで塗って塗りが終了。

裏面が乾いたら依頼者の自宅へ運搬し、脚を取り付けて完成!

どうでしょう?
さすがに手触りは木のテーブルですが、見た目には大満足していただけました。

あまり慣れてないこともありましたが、二人がかりで朝9時頃から夜9時頃まで12時間ほどかかりました。
半分くらい乾き待ちでしたが、それでもかなり疲れました。
一度やったことで次はもう少し時間短縮できそうですが、しばらくはいいかな……。

ということで、年末DIYを無事に終えることができて良かったです。

これを読んで気になることとか何か質問等ありましたら、お気軽にご質問ください。

また何かDIYしたときはここに書きたいと思います。

それでは、今年一年よろしくお願い致します。

ねこ用通販サイト【NEKOWORKS】始めました

ねこ用通販サイト【NEKOWORKS】始めました

お知らせ, ペットリフォーム

こんにちは。
スタッフのナカヤマです。

エイトワークスではペットリフォームのご相談も多く、施工させていただいております。
主に、キャットウォークやキャットステップ、キッチン侵入防止柵です。
施工例はこちら

しかし、遠方のお客様はお断りせざるを得ないことが度々ありました。

そこで、可能な限りDIYで取り付けできるような商品を作って、飼い主さんもねこちゃんも快適な生活を送ってもらおう!と、半年ほど前から準備を始めた通販サイトがこの度完成いたしました!

【NEKOWORKS】
https://nekoworks.jp/




今日はその中でもNEKOWORKSオリジナルの曲線キャットステップをご紹介します。

商品を開発するときに「ここでしか購入できないオリジナルでねこちゃんがゆったりできてインテリアにもなるもの」をとかなり検討しました。
何度も図面を書き、サンプルを制作し、強度を試し、ようやく商品となったものです。

【バウムシリーズ】
YUMINARIステップ
¥24,900より

美しい弓型の曲線ステップで、ベッドとしても使用していただけます。
天然木を使用し、成型合板の技術で湾曲させています。




【バウムシリーズ】
NAMINAMIステップ
¥36,900より

美しい波型の曲線ステップで、こちらもベッドとしてもご使用いただけます。
ラワン合板を成型合板の技術で湾曲させており、その断面がバウムクーヘンのような仕上がりになります。

他にはない商品になりますので、是非一度オンラインサイトをご覧ください。

【NEKOWORKS】
https://nekoworks.jp/

モールテックス(MORTEX)風テーブルをコンクリートエフェクトペイントで作成 ~準備編~

モールテックス(MORTEX)風テーブルをコンクリートエフェクトペイントで作成 ~準備編~

スタッフの日常, その他のリフォーム

鮎川です。

あけましておめでとうございます
年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか?

僕は年末は忘年会やら親戚の家に挨拶やらで31日まで予定がパンパンだったのですが、年始は何も予定もなくゆっくり過ごしております。

そんな忙しい年末だったのですが、クリスマス前に友人から
「リビングテーブルを探していてMORTEXのテーブルが良かったけど、あまりに高い(15万!)ので見た目だけでも似た雰囲気のテーブルを自作してみたいから手伝ってほしい」
と連絡があり、1日かけてテーブルを自作することになったので、参考になる方がいれば、と思い、準備と手順を書いておきたいと思います。

まずは天板選びからスタート。

友人にサイズはどれくらいを考えているか聞いてみると1200mm*800mmくらいとのこと。
反りや強度、コスパを考えると集成材がいいかなあ、と思っていたのですが、集成材は幅500か600がデフォルトなので他の材質を探さなきゃいけないかな、と思ったらホームセンターで910mm*1820mmの規格を見つけました。
材質はパインか杉しかなく、㎥辺りの値段は若干高いですが、601mm~910mmまでの幅に対応できるって選択肢が増えるのは素晴らしいですね。
と、ここまで集成材の話をしてきましたが、大工さんや塗装の職人さんにも相談した結果、今回はラワンランバーコアの21mmを使用することにしました。

集成材に比べて値段が若干安いことも理由の一つですが、テーブルを使用するのが女性だったため、パイン集成材に比べて同じ厚みでも軽いことが一番の理由でした。
そのぶん柔らかいので耐久性に難はありそうですが、一人暮らしでリモートワークに使用するだけ、とのことだったので、ラワンランバーコアに決定。
大工さんからは24mmくらいあった方が反りにくいと言われていたのですが、そこまで大きいテーブルじゃないことと、重さを考えて21mmにしました。
(僕が自宅のテーブルで600mm*2100mm*21mmを2年ほど使っていて、ほとんど反りが感じられないことも理由の一つでした)

そして肝心のモールテックス(MORTEX)風の塗りはタカラ塗料から出ている『コンクリートエフェクトペイント(サラサラセット)』を使用することにしました。

表面 シーラーで下塗り→中塗り→上塗り
裏面 一回塗り

と、コンクリートエフェクトペイントでの塗りは表2回、裏1回の計3回予定で、1200mm*800mm*3=2.88㎡分の塗料が必要だったため、1kgセットを購入。

脚は希望の形がすぐに見つかったので楽天で購入。

作業前日にホームセンターへ買い出しに行ったのですが、水性のシーラーが全然見つからずに焦りました。
コーナンPRO→カーマと回って、最後に行ったカインズでやっと発見。
使用するサイズは既に決まっていたため、ラワンランバーコアは購入後にホームセンターでカットしてもらいました。

今回用意したものは下記です。

ラワンランバーコア 910mm*1820mm*21mm 店舗で必要サイズにカット
アイアン脚 楽天で購入
コンクリートエフェクトペイント(サラサラセット) 1kg

紙やすり #240,#400,#1000
ローラー細毛 2本(シーラー、ペイント用)

某弁当店の器と蓋(塗料のトレイとして使用)
空のペットボトル(塗料のトレイとして使用)

エコフルガード 2枚
作業台(大工さんなどが使用している

弁当の器と蓋やペットボトルはもちろん普通にホームセンターでトレイを買った方が使いやすいとは思います。
今回はたまたま家にあったのが使えそうだったので使用しました。

かなり長くなってしまったので、作業編は次回です。